すでに7号らしいですが、今年初めて関東に台風襲来ですね。
台風が来ると秋って感じです。さらに旅行会社には少し恐怖の時期が到来です。
台風の欠航、旅行会社には結構堪えます。
もちろん大きさにもよりますが、台風が近くを通過する場合フライトが欠航になり旅行に行けない方が出ます。でも自然災害なのでどうしようもないのですが、もし翌日のフライトになった場合、観光詰め詰めのツアーだとその1日のロスがかなり致命的な場合もあります。現地到着後、翌日現地国際内線利用とかある予約の場合、日程の変更を考えると軽くめまいする場合もあり、軽いパニックになります。
もちろんお客様も困ると思いますが、旅行会社が何とかしてくれると思っていらっしゃいますので、我々としては責任重大です。
台風の来る時間も大いに影響がありますね。今回の場合夜中に来るようなのと、さほど勢力が大きくないようなので、あまり困った事にはなりそうになく少し安心です。
台風の欠航より空港に行けない事が怖い?!
台風の際は空港の閉鎖や便の欠航ももちろん怖いですが、それより空港への移動手段が止まる事の方が深刻です。以外に空港は風雨にも強いのです。
特に成田空港は超大型台風が直撃しない限り、今までの経験上ほどんと便の発着は可能です。例外として海外の航空会社が日本は台風でえらいこっちゃとフライトを飛ばしてこない場合は別ですが。羽田空港は成田に比べるとへっぽこですね。頻繁ではないですが結構台風の影響を受ける場合が多いです。
それよりある程度の勢力の台風の場合、列車やバスなどの空港への移動手段が止まってしまう事の方が深刻です。笑い話ではないですが、フライトは飛んでいるのにお客様が空港に来れなかったという事が実際に多々あります。結構列車やバスの公共機関は台風に弱いケースが多いですね。
よく台風が来るとお客様からお電話をいただきますが、欠航の心配より空港への移動手段の確保をお願いすることもあります。
台風で欠航になった場合は翌日の便など航空会社が用意してくれる可能性は高いですが、空港に来れず乗れなかった場合、単純に乗り過ごしとみなされ、翌日の便などをあてがってくれない事もあります。ですので台風の際はご利用便の心配ももちろんですが、当日空港へ移動する手段の確保も重要です。
もし欠航になったら??
大型台風などで早々と欠航が決まってしまった場合でも、一番重要なのは空港に行くことです。なぜなら航空会社は空港に来ているお客様から優先的に代案を出していく為、空港にお客様が到着されない限り代案への変更ができないからです。
これは場合にもよって違いますが、航空会社から集合時間前にすでにフライト変更が入る場合もありますし、海外航空会社の場合はフライトが飛びそうな日系航空会社に事前に変更してくれる事もあります。
この法則が決まっていればいいのですが、こればかりはその場になってみないと分からない事がほとんどです。ただどちらにしろ空港に行かないと話が進まないケースがほとんどですので、ひとまず空港に向かうのがベターです。
台風が来そうな時はいつもより早めに空港到着を。
先にも書きましたが、もし自分のご出発日に台風が来そうな場合は旅行会社から指定される集合時間より早めにつくように自宅をご出発される事をお勧めします。
自然災害で急に公共機関が止まる場合もあり、移動中にルートを変更しなくてはいけないケースもあるからです。
特にライナー系の高速鉄道は台風で運休になる事が多いですので、列車を利用する場合は要注意です。車の方も高速道路は風速で通行止めになる場合もあります。その場合下道はかなり混み合いますので、やはり余裕をもって自宅をご出発される方がベターです。
天候・天災の場合は基本免責です。
台風など天候や天災でのフライト欠航などは原則航空会社には責任が発生しません。安全運航できない場合は航空会社はフライトを欠航にする事ができる為です。
その場合天候による欠航なので、航空会社には何の責任もなく原則免責となります。ですので翌日違う航空会社のフライトを予約していたとしても、そのキャンセル料や変更料は払ってくれません。せいぜい翌日もしくは到着地までほかの航空会社のフライトを用意してくれるだけです。
その時に役に立つのが海外旅行保険です。入っているプランによってはフライト遅延・欠航で生じた損害もカバーしてくれるからです。役に立つんですよ、海外保険。
例えば翌日予約してたオプショナルツアーの代金やホテル代なんかも補償の対象になるケースもあります。基本掛け捨てでもったいないような気がしますが、いざというときに大変役に立ちますので海外保険はぜひお入りください。
なおあまりに天候がひどくフライト欠航などが続発しそうな場合は、海外旅行保険の予約が停止される場合もあります。台風来た!保険入ろう!では間に合わない場合もあるので、必ず事前に入りましょう。