イタリア、ミャンマーでかなり大規模な地震があったようです。イタリアの主要都市は問題ないようですが、石造りの家が多いので耐震はあまり良くない様に思います。同じくミャンマーもパゴダと呼ばれる仏塔が崩れたりしているようで、今後の影響が心配されます。2か所とも大事がなければいいのですが・・・・
プレミアムエコノミークラスはお得なのか?
最近各航空会社ともビジネスクラスとエコノミークラスの中間クラスとして、プレミアムエコノミークラスを設定する会社が増えてきています。中間クラスというよりかはプレミアムと名前がついているので、エコノミークラスを良くしたと理解した方が無難かも知れません。座席の広さなど各社共に違いますので、何がいいのか判断が難しいと思います。
ブリティッシュエアウェイズのワールドトラベラープラス
プレミアムエコノミークラスはこの数年に作られたクラスではなく、もう10年前以上からブリティッシュエアウェイズがワールドトラベラープラス(現クラス名)として運航していました。10年前以上になりますが、1度私も乗ったことがあります。
その頃は他の航空会社はプレミアムエコノミークラスはなく、恐らくこのブリティッシュだけだっと思います。エコノミークラスよりシートの広さやリクライニングが良く、無料ランクアップだったので結構うれしく乗った記憶があります。
このブリティッシュエアウェイズからしばらく時間が空き、次のブームが数年前とかなり時間が空きます。恐らくこの期間各社はビジネスクラスのサービスを充実させている期間で、フルリクライニングや各席が通路側に配置されるスタッガートや斜めにシートが配列されるヘリボーンなど、ビジネスクラスは数年前に比べて大幅に快適さが向上しました。
A380など大型機材や新機材も導入されたのがこの時期なのでまずはビジネスからという航空会社が多かったのかも知れません。
プレミアムエコノミーを確立したターキッシュエアラインズ
プレミアムエコノミークラスで有名になったのがターキッシュエアラインズではないでしょうか?シートもエコノミークラスから確実に一段階上の座席が用意され、明らかにエコノミーと違うサービスでかつ比較的リーズナブルな料金で乗れたので、各旅行会社も含め数多くのツアーが作られました。
私は乗ったことはないのですが、販売上シートのデータや写真などを多く見る機会があり、金額で考えたら悪くない選択でした。残念ながら現在は機材のチェンジがあり日本線にはプレミアムエコノミーの設定のない機材となってしまいました。ISのテロなどで搭乗者が減ってしまったからです。
設定のある時は一番安いシーズンでヨーロッパ線片道50,000円程でランクアップができましたので、シートのレベルを考えれば大変お得でした。また再び設定のある機材が日本に飛んでくるのを期待しています。
アジア線ならキャセイパシフィック航空がお勧め
キャセイパシフィック航空は香港に本社がある航空会社で、日本からも香港や周辺アジア、ヨーロッパなど香港経由で多くのフライトを飛ばしています。比較的常に新しい機材を導入する航空会社の一つで、ある程度その時の最新機材に乗れることが多くお勧めの航空会社です。
このキャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミークラスですが、エコノミークラスよりシートの横幅、広さが多少大きく、比較的快適に過ごすことができます。
特にアジア線のプレミアムエコノミーへのランクアップ代金が安価で、ルートによっては往復4区間30,000円前後でランクアップできるのが魅力です。
現在日本線は羽田発着のフライトにプレミアムエコノミークラスが設定されていますので、キャセイパシフィック航空のフライトを使う際はぜひ検討してみてもいいと思います。なおアジア線はビジネスクラスもいいお値段なので、お勧めです。
日系、ヨーロッパ系のプレミアムエコノミークラスは微妙
日系航空会社やヨーロッパ系航空会社もプレミアムエコノミークラスを導入し始めていますが、シートの広さや配列などと値段を比較する場合、正直あまりお得とは言えないかも知れません。
先ほどのターキッシュエアラインズ位のアップ代金ならまだしも、往復で15万円前後の金額となりながらシートはエコノミークラスより多少良くなった位ですのでお得感があまりありません。
アップ代金ももう多少出せばビジネスクラスにも手が届く金額の場合もありますので、思い切ってビジネスで行ってしまった方が得なのでは?という航空会社もあります。確かにヨーロッパ線は長時間のフライトになりますし、私も日系のプレミアムエコノミーに乗ったことがあるのですが、多少エコノミークラスに比べれば確かに楽です。
ただ金額を考えると片道80,000円前後で多少良くなったシートに乗るのであれば、その80,000円を他の所に使った方が旅行自体は満足度が上がるような気がします。
結果、プレミアムエコノミーは得なのか?
結果としてプレミアムエコノミークラスは航空会社や利用する区間、金額によってまちまちなので、お得な場合とお得じゃない場合があります。個人的にお勧めできるのはキャセイパシフィック航空です。アジア線以外にヨーロッパやアフリカ線もそこそこリーズナブルでシートも悪くありません。
日系航空会社やルフトハンザやアリタリア、エールフランスは金額を考えると少し微妙です。米系の航空会社はプレミアムエコノミークラスと名目上クラス分けはしていませんが、シートの幅を少しだけ広げたプレミアムシートを販売しています。
WEBチェックインや事前のシート希望の際にその場の追加代金で指定が可能な席です。ただしシート自体は変わりなく、前後の広さのみ多少広くなるだけです。大体1区間100$前後だと思います。
じゃあ追加料金を払わない通常シートはどうなのかというとメチャメチャ狭いです。この100$を払って少しマシなシート間隔になる程度です。体の大きい方や狭いのが嫌いな方はこの追加代金座席を利用することをお勧めします。
ヨーロッパ線など長距離は中近東系のビジネスクラスがお得!
プレミアムエコノミーの話ですが、もしヨーロッパ線など長距離路線を利用する場合は、中近東系のビジネスクラスを利用した方がいい場合もあります。例えば最近日本でも使う方が増えたカタール航空やエティハド航空といった、中近東と拠点とする航空会社です。
日本では知られていませんが、イギリスに世界の航空会社の格付けをする会社があり、カタール航空やエティハド航空はかなり高い評価を得ています。
プレミアムエコノミークラス自体設定はありませんが、ビジネスクラスが大変お得で時期によってはヨーロッパ系ビジネスの半額以下で行ける場合もあります。
もちろん安いからには理由があり、日本発が必ず夜便となりフライト時間も増えますのである程度旅行の期間に余裕がある方向けです。ただし機材は最新機材が導入されている事が多く、もちろんフルフラットになりますので深夜便でも十分休息を取る事が可能です。
現地着も2日目の午後には到着になりますので、その日のうちに他の都市に移動する事も可能です。こういった安いビジネスクラスは旅行会社にしか出ていない場合が多いので、気になる方はぜひ金額を聞いてみてください。